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逃げ道のない毎日が変わった、“辞めたいかも”の一歩

新川:
今日は、友香さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

–友香さん:
よろしくお願いします。

新川:
友香さんは、3ヶ月ほど前にSSプログラムを終えられましたが、色々と近況も含めてお話を伺えたらと思います。まずは簡単に自己紹介していただけますか ?

–友香さん:
はい。大学を卒業してそのまま教員採用試験を受けて正規教員として9年間、小学校で働きました。年齢は31歳です。よろしくお願いします。

新川:
ありがとうございます。友香さんが、SSプログラムを見つけてくれたのは、教員をやめた後でしたっけ ?

— 友香さん:
やめる前です。

新川:
SSプログラムを受講中にご退職されたんですね。SSプログラムに入る時には、やめると決めていた状態でしたよね。

— 友香さん:
はい、そうです。

新川:
教員歴が9年というお話でしたが、SSプログラムに入る前までは、どんな感じで教員をされていたのか、お伺いしてもよろしいでしょうか?

— 友香さん:
はい。大学で教育学部を卒業して、ストレートで採用試験に受かったので、そこから正規教員として9年間、学級担任をやりながら過ごしていました。このままでいいのかな~って思いながらずっと過ごしていました。

新川:
なるほど。このままでいいのかな?って思ったのは教員になってからすぐからですか?

— 友香さん:
いいえ。最初はすごく楽しく過ごせていたんですけれど、先輩の大変そうな様子も見て、自分も数年後はああなるのかなと思うようになってきて、結構大変なんだなと思い、モヤモヤし始めました。

新川:
そうなんですね。わりと最初の方からその思いを感じていたんですね。

— 友香さん:
はい。そうですね。

新川:
では、先生になって頑張ったことや、つらかったことを教えていただいてもよろしいですか?

— 友香さん:
はい。頑張ったことは、教員として子どもたちと勉強面や生活面で関わっていくことですね。目の前の子どもたちにどうやったら力をつけることができるのか、そして、どうしたら楽しく学ぶことができるのか、日々考えながら授業をすることを頑張っていました。

新川:
素晴らしいですね!

— 友香さん:
ありがとうございます。つらかったことは教員になって数年目に学級経営がうまくいかなくて、保護者の方とも、子どもたちとも、そして管理職の方々とも上手に関わることがちょっとできなくってしまったことがあり、その時はつらい思いもしたなと思っています。

新川:
そうだったんですね。

— 友香さん:
やって良かったなと思うのは、子どもたちの【子どもたちらしい新しい視点や面白い視点】を一緒に共有することができたことや、一緒に学べてとっても楽しかったことですね。

新川:
楽しい思い出は嬉しいですよね。うまくいかなくなったのは何校目ですか?

— 友香さん:
異動して1年目の時です。環境も変わってどうしたらいいかも分からなくて、新しいシステムに慣れるのもしんどかったし、人間関係を築くのもしんどいし、どうしたらいいか全然分からなくってしまいました。

新川:
そうだったんですね。異動1年目って、大体の人が新しいことに慣れることや、新しい人間関係に苦労されているなと思うので、そこで友香さんも苦労されたんですね。

— 友香さん:
はい。その時は結構つらかったです。

新川:
2校目に異動したとき、色々と大変な思いをしたことや、教員に向いてないんじゃないかな?という話も聞いていましたが、その時にはどのように感じていたんですか?

— 友香さん:
その時は本当にしんどかったです。子どもたちもしんどそうだし、私自身もしんどいし、なんかどうしたらいいんだろう?という感じで、悪循環から抜け出せない感じでした。逃げ道がないというか……。

新川:なるほど。

— 友香さん:
とりあえず毎日行くしかないし、子どもの前に立たないといけない。

でも立ったら立ったで、子どももしんどそうだし私もしんどいみたいな感じで、もうなんかどうしたらいいかわからないって感じでした。

新川:
今の話を聞いていると、大変な環境と気持ちの中で頑張っていたんだろうなと、すごく想像できるんですけど、その当時はその状況をどうやって乗り切ってたんですか ? 

— 友香さん:
生徒指導の先生がついてくださって、声をかけてくださったり、管理職が時々入ってくださったりしました。

新川:
周りにそういう方がいらっしゃってよかったです。冒頭で、授業は楽しいという話や、子どもたちとの関わりが楽しいとおっしゃっていましたが、今の話を聞いていると、つらい経験もしていますよね。

自分は教員をやっていて、この業務や仕事が自分には合わないかもしれないと思うようなことはありましたか?

— 友香さん:
私が1番嫌だったのは毎月ある【いじめアンケート】です。

新川:
それはめっちゃリアルな声ですね。

— 友香さん:
そのアンケートに名前が上がる子って、大体特定の子なんです。その子はジャイアンみたいに振る舞ってしまうし、どの子に対してもやってしまうから、毎回アンケートを取るたびにその子の名前が上がるので、そのたびに話聞いてで「ごめんなさい」して、また毎月同じことが繰り返されてっていう、なんかな……と思っていました。

新川:
確かに。

— 友香さん:
聞き取る時間も取られるし、放課後にいじめかどうか判断する会議があってそれにも出て話をしないといけないしで、しんどかったですね。

新川:
あのアンケートは、名前書かれちゃうと絶対対応しなきゃいけないですもんね。

そのためにあるものなんだけれど、毎回やって毎回出てくるってことは、本質的な解決にはなっていないんですよね。それを毎月やらないといけないのは、なかなか大変ですね。。。

— 友香さん:
そうですね。お家の方にも連絡しないといけないので、本当に仕事がただ増えるだけのものだなって。

新川:
大変でしたね。よく対応しました。

— 友香さん:
はい。でも全国の皆さんもやっているので当たり前と言えばそうなんですけど。。。

新川:
私も経験があることですが、私も嫌でしたね。

新川
次の質問です。

最初は教師が楽しそうと思って教員になったと思うんですけど、30歳ぐらいまで9年間教員をやってく中で、思い描いていた先生像と実際の自分の姿に違いはありましたか?

— 友香さん:
3年目くらいまでは理想の教師像がなかったんですが、3年目が終わった頃に、この先生のようになれたらいいなって思えるようなモデルが見つかったんです。

新川:
いいですね。

— 友香さん:
学校でその先生の真似をしていこうと決めて、真似をしていくようになってからすごくいい感じになってたので本当に良かったなって思っています。

新川:
そうなんですね!しんどい時期を超えて乗り越えて、目標とする方にも出会った中で、結局お辞めになったんですか?

— 友香さん:
そうですね。

新川:
そこは非常に興味深いので、この後聞かせてください。

— 友香さん:
はい。

新川:
SSプログラムに出会ったのは、どういったことがきっかけでしたか?

— 友香さん:
そうですね。このままでいいのかなって思うようになりはじめて、美容関係のお仕事もしてみたかったという思いもあったので、そういった資格について調べるようになりました。

新川:
実際に資格を取得したこともあるんですよね?

— 友香さん:
はい。取ったものもあります。

新川:
そうなんですね!それって、取ってみてどうだったですか?使っていますか?

— 友香さん:
う~ん。使えてないですね、全然。(笑)

新川:
使えていないんですね。でも、意欲というか、勉強に向かうその姿勢は素晴らしいなって思います。

— 友香さん:
ありがとうございます。

新川:
そんなとき、友香さんは私の本を見つけてくれたんですよね。

— 友香さん:
はい。そうなんです。

新川:
本を読んで、どこに心が響いた、どこの部分が良かった、とかありますか?

— 友香さん:
まず表紙の言葉の【辞めたいかもと一度でも思ったら】っていう部分ですね。自分にピッタリだなって思って。それですぐに購入させていただきました。

そこから読んでいったんですけど、すごくわかる!わかる!って本当に思いながら読ませていただきました。

一番印象に残っているのは、人生を年表で表したりグラフで書く項目です。今までなんとなく生きていたんですが、改めて振り返ってみると、自分がどんな時に落ち込んで、どんな時にうれしくなるのかを可視化することができたのがとても良かったです。

新川:
ありがとうございます。そう言ってもらえるのが、本当に嬉しいです。

— 友香さん:
いえ、こちらこそありがとうございます。

新川:
本をきっかけにSSプログラムに入ろうと思ってくれたということですか?

— 友香さん:
はい。そうです。

新川:
SSプログラムに入る時に迷いはなかったんでしょうか?入ろうと思った決め手・きっかけを教えてもらえますか?

— 友香さん:
はい。Instagramで最初に知って、そこから本を読んでみようと思い、購入しました。セミナーに申し込むのが結構ハードル高かったです。本を読んで、新川さんがどんな人で、どんな思いを持っているのかを知ることができたので、実際に話を聞いてみたいと思えるようになって、勇気を出してセミナーに申し込んで、話聞いて、SSプログラムにも申し込んだって感じです。

新川:
ありがとうございます。似たようなプログラムは他にもたくさんあるかと思うんですが、そんな数あるプログラムの中でSSプログラムを選んだ理由って何なんでしょうか?

— 友香さん:
やっぱり、元学校の先生がされているのは大きかったです。学校の大変さも分かってくださっているし、担当してくださるコーチも元教員の方ということだったので、すごく安心して話せると思ってSSプログラムに決めました。

新川:
ありがとうございます。実際本当に先生たちの集まりですしね。

— 友香さん:
はい。

新川:
4ヶ月プログラム受けてもらって、どんな発見がありましたか?

— 友香さん:
そうですね。自分が今後どのように過ごしていきたいのか?を改めて考えるきっかけになりました。一人で考えるだけだと全然思い浮かばなかったんですけど、コーチングで話をしていくことで発見できることがたくさんありました。

自分の今後生きていく上で、大事にしたい価値観が明確になったのが良かったです。

新川:
ありがとうございます。今、友香さんは転職活動をしていると思ういますが、今言ってくださった価値観とかSSプログラムの内容が転職活動に生かされてるなと感じることはありますか?

— 友香さん:
はい。自分の強みや大事にしたい価値観がとても生かされています。

新川:
実際、転職活動中も自己 PRを的確に伝えられるような感じですかね。

友香さん:
はい。そうです。

新川:
それは良かったです。今後のビジョンや夢を伺ってもいいですか?

— 友香さん:
はい。SSプログラムを受ける前は周りの目を気にして流されるがままに生きてきたと思います。でも、SSプログラムを受けて、自分が大事にしたい価値観が分かったし、自分自身についてすごく明確になったので、その目標に向かって自分の人生を生きていきたいなって思ってます。

新川:
SSプログラムを終えてからの3ヶ月間は自分と向き合いながら進んでいる感じですかね?

— 友香さん:
そうですね。上手に行かないことも多々ありますが、自分はこういうふうに生きたいんだよなって思えるようになりましたし、迷ったときにはSSのワークを開いて自分の価値観を見直したりしています。あと何年後にこういう姿になってたい!っていうのを確認しながら進められるのはいいなと思います。

新川:ありがとうございます。最後に、今悩んでいる同世代の方にメッセージをいただければと思います。

— 友香さん:
はい。「自分の人生の主人公は自分です。あなたの人生はあなたのものです。」って伝えたいですね。

私もSSプログラムを受けるまでずっと周りに流されて、のらりくらり生きてきていました。教員になって9年間、やめたいっていうのも言えずに、もんもんと過ごしてしまっていました。

でも、今は自分の人生を切り開くには、結局行動あるのみだと思います。あの時、SSプログラムに参加する行動をしたことは本当に良い選択だったなって思います。

新川:
ありがとうございます。流される自分から、自分で選べるというか、基準を持って進められる状態になったんだとすると、すごく嬉しいので、今後も頑張ってほしいなと思っています。

今日はありがとうございました。

— 友香さん:
ありがとうございました。