「ポジティブ」に退職したっていい

先日、教員時代の同期から相談があるということで連絡をもらいました。彼女は2児の母で、育休復帰後も小学校教諭の正規教員として頑張っています。
育産休後も、家事・育児をこなしながら学校での勤務も両立できるように頑張ってきました。復帰して数年・・・
この生活が本当に望んでいた生活なのか?とモヤモヤが募り、私に相談してくれました。学校の仕事が嫌いなわけではない、授業も楽しい、子どもたちはかわいい、教員としての仕事に誇りをもっている、なんだかんだ待遇がよい。
でもこれを定年まで続ける?児童のために、我が子との時間を削るのが正解なのか?そんなふうに悩んでいました。
私からすれば、「悩んでいた」というより、すでに「続けられない」という答えは出ていて、ただ、その次の一歩を踏み出せずにいるような感じでした。病休をするなど何かきっかけがあり辞める人も中にはいます。
そういった理由がはっきりしている方がもしかしたら辞めやすいのかもしれません。「今」辞めなきゃいけない理由がない。
だからこそ、 ズルズルずるずる何年も何年も「辞めるか、辞めないか」全然すっきりしないままモヤモヤを抱えて働き続ける。でも私からすると、辞める理由は「ネガティブ」である必要はありません。
ポジティブに辞めたっていい。やりたいことがある挑戦してみたいことがある、もう教員はやり切った、教員の仕事に誇りをもちながら、新しい選択をする、それでもいいと思います。
退職=ネガティブ
そんなイメージは違います。理由はいろいろあっていい。ポジティブに辞めたっていいんだよと、
多くの先生方に伝えていきたいです。