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立ちたくないレースに立たされる

私のことをよく知る方は周知のことだと思うのですが、私は「競争」が嫌いす。

おもしろいことに、以前、占い(統計学)をしてもらったとき、

「さよさんって競争嫌いでしょ」

と当てられたことがあり、

「そうなんですよ、なんでわかるんですか?」

と驚いていたら

「いや、普通の嫌いなレベルじゃないと思う。本当に嫌い、憎んでいる感じだね」

と奥の奥まで突っ込まれたことがあります。

事業をやっている身なのでこんなことを言っていたら、

「何を甘いことを言っているんだ」

と言われそうですが

理想は、

「私もうまくいくし、あなたもうまくいく」

すべてがそうなればいいと思っています。

世の中には、誰かを蹴落としてでも自分が勝とうとする人がいます。私にはその価値観が理解できないですし、いつも勝ち負けで物事を考えている方とは自然に距離をおくようになります。

私の事業などの様子を見て、

「さよさんのようになりたい」

と言ってもらえることがあります。

それはとても嬉しいですし、そのように言ってくださる方に対して

「私にできることは、あなたにもできるし、あなたはもっと上にいけるよ」

と伝えます。

しかし、同じような言葉ですが、私にとっては「ん?」って思う言葉で、そのような内容を伝えてくる方もいます。

「さよさんのこと、絶対追い越すから」

「さよさんに負けないから」

私としては

「私も頑張りますが、あなたも同じように頑張れば結果はついてくるよ」

「私は私で頑張るからあなたはあなたで頑張ればいい」 

そしてお互いに成功しようよ!と思っているのですが、なぜだか勝手にレースに立たされ勝ち負けを競わされています。

勝ち負けを競っている人に

私が何かを助言することがあるか・・・

というと、正直なところ、そのような方に自分の手の内を見せようだなんて思いません。

だって、その人が勝つなら私は負けるってことですから。競争文化は学校現場では、わりとよくある話です。


昔から、自然と戦う環境に立たされてきたので勝ち負けにこだわってしまう方がいることも不思議ではありません。

それでも私は

「私もうまくいくし、あなたもうまくいく」

そんなふうに信じているし、そんなふうに思う人が増えて

互いに優しく協力しあえる世の中になればいいなと思います。