30歳の教え子たち
皆さん、こんにちは。
新川紗世です。
初任のとき、中2の担任でした。
2年→3年と持ち上がって、
教員2年目で初めての卒業生。
あの子たちとは年齢がちょうど10個違い。
当時、14歳の彼女らと24歳の私。
そこからの縁が続いていて、
成人式で再会して以降、
ときどき連絡をくれる子が何人かいます。
最近も会いました。
よく会う子の家の近くに、
同じ学年で担任していた子が住んでいて、
呼んでくれて。
成人式ぶり、10年ぶりの再会。
全然変わってなくて、ただただ楽しかった。
当時は勉強が得意じゃなかった子。
今はパパで、子どもを連れてきてくれて。
立派に働いていて、相変わらず優しくて。
20歳のころは大学生で
ちゃらちゃらしてたのに
(それも良さだったけど)、
そこから10年。
ちゃんと大人になっていて、
「立派になったなあ」としみじみ。
私も今40歳。最初の生徒たちはもう30歳。
数字で見るとすごいけど、
向き合ってみると本質はあまり変わらないんですよね。
優しいところ、頑張るところ、責任感が強いところ。
10年ぶりでも滲み出てくる。
私が「あなたのそういう良さ、
昔から変わらないね」と言うと、
向こうも向こうで
「わかってもらえてるの嬉しい」と。
そういう時間でした。
教師をやっていて良かったなと思う瞬間は、
こういうところにあります。
教員でいる間って、
正解が見えないまま指導すること、
正直たくさんありました。
これでいいのかな、と
手探りのままの日もあった。
でも卒業して、10年、15年と経ってから
答え合わせみたいな瞬間が来る。
「ああ、あの時の“良さ”は
やっぱり本物だったんだな」
「あの時の、あの指導って
あれでよかったのかな」って。
これって先生にしかできない経験なんだと、改めて。
もちろん、今の私は現場を離れて6年。
最後に担任した子たちは、
もう大学4年生くらい。
私はもう教員ではないけれど、
できる範囲で見守れたらいいなと思っています。
大人になるまで付き合える関係って、特別です。
頻繁じゃなくていい。
年に1回でも、
10年に1回でもたまたまでも、
会えたら十分。近況を知れるだけでも。
成長した姿が見られる。それがすごく嬉しい。
ここで問い:〇〇さんが思う「教員の良さ」って何ですか?
“仮の答え”を並べてみます。どれがしっくり来ますか。
- 時間を越えて伴走できる(卒業後にも続く関係)
- 未完成と付き合える耐性(“いま”の結果だけで決めない)
- 小さな変化を見抜く目(昨日との1ミリの違いに気づく)
- 場を設計する力(学級・会議・行事=学びの舞台づくり)
- “まだ”を信じる態度(できない→“まだ”できない、に言い換える)
- 評価と承認を分けて渡す(成績は事実、存在はそのままOK)
- 間(はざま)をつなぐ調整力(子ども・保護者・同僚の橋渡し)
- 背中で学び続ける人(先生自身が学ぶ姿を見せる)
- 卒業後に答え合わせができる職業(長期で効いてくる関わり)
2分ワーク(読後にどうぞ)
1分:直感で「私が思う教員の良さ=______」と一語を書く。
1分:その言葉が出た場面の具体を1つ書く(顔・言葉・匂いまで)。
PS. 皆さんの「卒業生と再会したときの一言エピソード」があれば、1〜2行で返信ください。
読ませてください。
