新年度、また始まってしまった先生たちへ

3月31日。めちゃくちゃソワソワする。
始まってしまう…ああああ…
そして、始業式の前の日の夜、ああ…始まる、始まるぞ…とまたソワソワする。
この感じ、皆さんはどうですか?
子どもたちに会うのが怖いわけじゃない。仕事が嫌いなわけでもない。でも毎年この時期になると、なんとも言えない重さが胸に来る。「また始まってしまった」という感覚が、4月のたびに繰り返される。
4月になると「もう本当に無理…」と思っていた
私自身、教員だったころは毎年4月が本当に嫌だった。
出会いの春。本当はワクワク、ウキウキする季節なのに。なんかいつも、負の感じで始まっていた。
新しいクラス、初めましての保護者。もちろん、ちょっとは楽しみはあったけど、把握しなきゃいけないことの多さ。「今年もうまくやれるかな」という不安と気を張っているあの感じ。「ああ、また1年が始まるのか」というどっと来る疲れ感。春なのに、全然清々しくなかった。
そのころの私は「こんなにしんどいのは自分だけじゃないか」とずっと思っていた。周りの先生たちはみんな元気そうに見えたし、忙しそうではあるけれど、しゃきしゃき仕事を進めていた。「4月がつらい」なんて言えるような雰囲気でもなかったから。
私もとことん演じて、バリバリ仕事をする先生をやっていた。
でも今、たくさんの先生たちと話をしていて気づいたことがあります。
4月にしんどくなる先生は、本当に多い。それは弱さでもなく、異常でもなく、それだけ「この一年をちゃんとやろう」と思っている人に起きることなんだと。
「また頑張れた」じゃなくて「また始まってしまった」でいい
新年度って、世の中的には「新しいスタート!」みたいなムードがあるけれど、教員にとってはそれが毎年毎年リセットされる感覚でもある。
積み上げてきた信頼も、子どもたちとの関係も、クラス経営も、一度区切られて、またゼロから。それがどれだけ消耗することか、教員じゃない人にはなかなかわかってもらえない。
だから私は、4月に「よし、新しい気持ちで頑張ろう!」と思えなくてもいいと思っている。「また始まってしまったな」でいい。そのくらいの温度感で立ち上がれること自体、すごいことだと思うから。
しんどさの中に、あなたの強みがある
毎年4月に「また始まってしまった」と感じながらも、それでも教室に立ち続けてきた。その事実の中に、あなたの本当の力が詰まっていると思っています。
変化に対応する力、初対面の人と短期間で関係を築く力、プレッシャーの中でも場を整える力。それらは、あなたが積み上げてきた本物のスキルです。
今はそれを「キャリア」として考える余裕なんてないかもしれない。でも、少しだけ頭の片隅に置いておいてほしいのです。
あなたのしんどさは、あなたの価値の裏返しでもあるということを。
さいごに
4月を乗り越えようとしているあなたへ、まずはお疲れさまと伝えたい。もし「自分のことをもう少し考えてみたい」と思ったとき、Re-Careerの体験セミナーや個別相談に来てみてください。一緒に、あなたの言葉を探しましょう。