「このままじゃ壊れる…」12年目で出会った “次の自分”
新川:
今回は、りかさんにインタビューしていきたいと思います。
まず、簡単に自己紹介をお願いします。
–りかさん:
名前はりかと申します。北関東在住で、現在36歳になります。
新川:
SSプログラムへのご入会が、2024年の夏ぐらいですよね?
— りかさん:
はい、そうですね。
新川:
その夏SSに入る前までは、どんな感じで働いてたかについて、伺ってもいいですか?
— りかさん:
私は教員歴は12年なんですが、具体的には、横浜市の公立小学校で5年務めて、その後、地元の市役所で2年務めたんです。さらにその後、地元の私立小学校で7年間教員として働いていました。
新川:
一旦市役所を間に挟んでるところが興味深い経歴ですよね。
— りかさん:
はい、そうですね。珍しいかもしれないです。
新川:
あとは公立と私立を両方経験されてるのも、それぞれの違いも含めて、様々な角度から先生としての経験を積まれてきたんだなと思います。
— りかさん:
そうですね。

新川:
教員としてトータル12年間勤めている中で、頑張ったことや辛かったことと、良かったことを教えていただけますか?
— りかさん:
頑張ったことでいうと、頑張ってない時がありませんでした。頑張り続けていたなと思います。
誰もが安心できる学級作りをするとか、いろんな個性の子が小学校にはいるので、そういう子が対応できる授業や声掛けは工夫していたと思います。
そして、教員同士や、子ども同士、大人同士の、人間関係が円滑になるように、気を配っていました。チームでうまく回せるように気を張っていたんだと思います。
あとは、イベントなども円滑に回るように取り組んでいました。 公立と私立で、頑張り度がまたちょっと違うかなと思います。
新川:
興味深いですね。
— りかさん:
公立では、上から言われることというか、教育委員会から指示されることも多く、研究授業や研修に結構力を入れていたなと感じます。
私立では呼び込みをしていかなくてはならないので、広報活動や入試対策の面も頑張っていました。
新川:
今の私立のお話であった、広報活動や入試対策といった生徒を増やさなきゃいけない部分は公立では経験できないところですね。そんな中で辛かったなと思うことはどんなことですか?
— りかさん:
そうですね、辛かったなと思うのは、頑張ったら頑張っただけ仕事が振られて、終わりがないという部分ですかね。
拘束時間が長くて休憩がないのは1番、辛いというか……。
そこが当たり前の状況だったんですけど、結構しんどいなって感じたところです。
新川:
そうなんですね。最初の5年間っていうのは、まだ独身だから頑張れるだけ頑張った!って感じなんですかね?
— りかさん:
そうです。やりすぎた感じはあります。
新川:
そこから結婚や出産を通して働き方が変わってたと思いますが、5年間働いてから、地元に戻ったんですよね。
— りかさん:
はい。そうですね。
新川:
戻った時に市役所に勤務されたということでしたが、地元に戻った経緯を教えていただけますか?
— りかさん:
地元にはいつか戻るだろうな、子どもを育てるなら地元だなという気持ちがありました。でも1番の要因としては、戻る前に、祖母が亡くなったということがありまして、父や母のサポートをしながら自分も結婚というところにシフトしていこうという思いで地元に戻りました。
新川:
30歳手前ぐらいですか ?
— りかさん:
そうですね。
新川:
なるほど。地元に戻るとしても教員採用試験を受ける方が多いんだろうなと思うのですが、そこで市役所に勤めたのはなぜでしょうか?
— りかさん:
都会の真ん中で教師として働いていたんのですが、限界を感じていたのも事実だったので、一旦教育の現場から離れたい気持ちがありまして、地元に戻った時の就職先として学校現場に戻ろうっていう意識は全くなかったんです。
じゃあどこで働こうかなと思った時に、実家から市役所が近いということと、地元だと大手企業もあまりないので公務員が安定するし、公務員になろうかなと思って応募しました。
一番は学校現場から離れたい気持ちが強かったんです。

新川:
公立の小学校から市役所に転職する時、教育の現場から離れることに躊躇はしなかったんですか?
— りかさん:
そうですね、もしまた戻りたくなったら戻ればいいやっていう感覚がありました。
新川:
そうなんですね。その後、市役所に勤められたわけですが、教員との違いはどんなところだったんでしょうか?
— りかさん:
1番の違いはトイレに行きたいタイミングで行けるとか、昼休みがちゃんと1時間あるとか、自己犠牲をしないで働けるという部分ですかね。
どうしても、教員時代は無理した働き方だったんだなと思いました。
教員は我慢が当たり前、公務員はそれがないというか、学生のように、何時から何時の間が休憩で、トイレに行きたい時は行くということが当たり前にできた印象です。
新川:
今の話を聞くと、学校に務めているよりも、人間らしい生活ができたんだろうなというのが想像できるんですけど、市役所で2年お務めになって、その後また学校に戻ったのはどうしてなんでしょうか?
— りかさん:
これもたぶん珍しいパターンだとは思うんですが、私立の母校からご縁をいただきまして、子どもと遊んだり、一緒に活動したりすることは元々好きだったので、、教育理念が合うところだったら、もしかしたら、またやっていけるかもしれないなという気持ちになりました。
市役所で働く中で人として生活できたのでなんか落ち着いて判断できるようになって。母校だったらもう一度できるかなという気持ちでチャレンジしました。

新川:
なるほど。最初に勤務された都会の公立小学校から、地元に戻った時に市役所を選んだ理由が【安定】とおっしゃっていました。
安定の部分で言うと、私立の学校も別に不安定ではないと思うんですけど、公務員という安定をここでまた手放していますよね。
その時に躊躇や迷いはなかったんですか?
— りかさん:
そうですね。市役所の勤務がすごく極めたい仕事ではないなと思ってしまったのと、その時は独身だったので刺激が少なく、もの足りなさはあったかもしれないです。
新川:
なるほど、そうなんですね。とりあえず安定で、市役所を選んでみたけれども、自分としては刺激的なところが少なかったと。実際その私立の学校に行かれてからはどんな感じだったんですか?
— りかさん:
それがとても良かったんです。私が入った当時は、学校を新設したばかりで、まだ6年生までいない状況でした。0から1を作り出すイベントがあったり、先生たちも価値観が合う人たちばかりの集まりだったり魅力的なことが満載でした。
選抜されたわけではありませんが、新設の学校で働きたいという人に声が掛けられて集まった人ばかりでしたので、気持ちが合う人が多くて、すごく楽かったです。
施設自体も綺麗ですし。本当にワクワク楽しくやっていました。
新川:
母校だと自分の知ってる先生もいたんですか?
— りかさん:
そうですね。校長に当たる人や、別校舎ですが、学園内に自分が教わった先生がいたり、恩師の先生がいるところが心強かったですね。
新川:
すごくいい環境に戻れたんですね。私立の学校に戻る時にはまだ独身だったという話でしたが、ここから家庭環境が変わっていったかと思います。私立の小学校に行ってからご結婚されて、ご出産という流れでしょうか?
— りかさん:
そうです。もう結婚の約束はしてる状態で、私立に戻った感じです。

新川:
何年目ぐらいに育産休をとったんですか?
— りかさん:
育産休の取得は3年目です。3年間、子どもがいない状態で働いて、1年産休を取って、また戻るという感じでした。
新川:
なるほど。その辺りで自分のライフステージも変わっていったという感じですね。
— りかさん:
そうですね。
新川:
私立の小学校にいる間にSSプログラムに出会ってると思うんですけど、SSプログラムに入ろうと思ったきっかけは何だったんですか?今までの話だと、私立に戻ってみてよかった!って話もあったと思うんですけど……。
— りかさん:
子どもが生まれる前の3年間は本当に楽しくやっていたんですが、1年育休を取ってから職場に戻ると結構大変でした。
実家も近かったので、協力してもらいながら働いてはいたんですけど、平日はフルタイム勤務の上に夜はワンオペで、育児も仕事もバタバタしながらこなしていました。
やっぱり7年も働いていると大事な仕事を振られることもある中で、3歳になった娘がイヤイヤ期に入ってしまい、娘に対してしっかりと時間を取って関われば、このイヤイヤはないだろうなとわかっているんですが、でもその時間を取って待ってあることができない現状にすごく葛藤が生まれてしまいました。
これって私が求めてる子どもとの関わり方じゃないなと思い始め、イライラしながら、モヤモヤしながら働くなかで、めまいや、体調不良が起きたこともあり、ちょっとこのままでは厳しいなと思い、お休みをいただきました。
その時に、このSSプログラムに出会い、【あ、ここだ!】と直感で入ろうと思いました。
新川:
ありがとうございます。育休明けに子育てと、ちょうど年齢的にも経験値的にも仕事が増える中でいろんな仕事が降ってきて、旦那さんも仕事柄夜が遅めで一人で子育てもあり、体調を崩してしまったんですね。
— りかさん:
そうなんです。
新川:
そんな中でSSプログラムを選んでいただいたと思うんですが、選んだ理由って何だったんですか?
— りかさん:
そうですね。直感で選んで体験セミナーに参加して、確信に至ったのは紗世さんが元教員であることと、紗世さんも休職経験があることでした。
そんな中から這い上がって、前向きに捉えて今輝いてる紗世さんを見て、私もこういう人になりたい!と感じたんです。SSプログラムを受けたら私も紗世さんみたいになれるんじゃないかな?という思いで選ばせていただきました。
新川:
ありがとうございます。身近に感じてもらえてすごく嬉しいです!SSプログラムの中でりかさんはどんな発見がありましたか ?
— りかさん: そうですね。なんというか、全てが本当に自分にフィットする内容でした!
まず、【あるを見る】習慣で、不安やネガティブな方向に物事を捉えていた自分が、視点を変えられたのはすごく良かったなと思います。
他にも、過去を振り返るプログラムがあって、小さい時から10歳、11歳、12歳というように過去を振り返りながら、その時のモチベーションがどういう状態だったのかを振り返ったんですが、 私ってこういうときには、こんな行動や感情になる傾向があるんだとか、自分で自分の今までの経験を分析できたことが、立ち止まった価値があったなとすごく思います。
その後に、自分の価値観をしっかり照らしていただけたので、その価値観を照らした上での次に一歩踏み出す方向性みたいなところを、コーチと共に見つけていけたのがすごく良かったです。
新川:
いいですね。私も様子を見させてもらっている中で、忙しい中で本当によく時間をしっかりと作って取り組んでいただいたのと、今必要だったものがSSプログラムにあった感じでしたよね?
— りかさん:
そうなんです!
新川:
SSプログラムの4ヶ月が終わった時に、やりたいことや自分の向かってく先がクリアになったということですよね。
— りかさん:
そうですね。
新川:
SS プログラム卒業後にどのようになっていきたいと考えていますか?
— りかさん:
卒業後に向けては、3月末で、小学校を退職して自分の価値観に合う方向の道を進めていけたらいいなと思って、学びを続けていこうと思っています。
新川:
素敵ですね。挑戦、応援しています!
ところで、SSプログラムに入る前は退職するかどのくらい悩んでたんですか ?
— りかさん:
もうやっていけないなとは思ってたんです。校長には辞める意向を伝えてはいたのですが、それを言ったら、校長からお休みを取るという方向もあるよと言われて、いったん休む道を選びました。校長や他の同僚たちは、いつか戻ってくるだろうと思っていたと思います。
新川:
はっきり決断できずにいる状態だったのが、SSプログラムが終わった後には、やめて次に行こうっていうと思える状態になった感じですかね?
— りかさん:
そうですね。
新川:
今後やってみたいことは何かあるんですか?
— りかさん:
私自身がコーチングですごく救われた人間なので、同じように迷っていたり悩んでいる人たちを、コーチングや、心理学を掛け合わせて、救っていけたらいいなと思っています。
新川:
いいですね。本当に自分の得意や強みを生かしてやりたい自分が見つかったってことですね。
— りかさん:
そうですね!
新川:
ありがとうございます。引き続きどんな変化があるか教えていただければと思います。本日はありがとうございました。
— りかさん:
はい、ありがとうございました。
=== SSプログラム卒業して9か月後 ===

新川:
りかさんこんにちは。 SS プログラムを卒業されてから約9ヶ月経ちますが、実際退職はされたんでしょうか?
— りかさん:
はい。やめました。今は退職をして、個人事業主という形で働いています。
SSプログラムを卒業した後にSSMCという、SSプログラムの認定コーチになれる講座がありましたので、そちらで学ばせていただいて、現在はこのSSプログラムの認定コーチとして働かせていただいている状況です。
また、それとは別に私自身も頑張りすぎたママでもあったので、頑張りすぎちゃうママ向けに心ほぐしコーチングとして発信を始めてコーチング事業をしています。
あとは自分の発信しを見てくださったある方がオンラインでのココロの支援をしているので、その方にも関わらせていただいている状況です。
新川:
いいですね!りかさんらしく、色々な角度から色々な方々を救われてくんだろうなというのがすごく想像できて素晴らしいなと思って聞いていました。
— りかさん:
ありがとうございます。
新川:
SSプログラムのコーチングを受けていただいて、めちゃくちゃ良かったって思ってくれたから、今SSプログラムのコーチとして働かれているかと思うんですが、SSプログラムのコーチの魅力って何でしょうか?
— りかさん:
そうですね、自分の経験が生かせるところは1ついいところかなと思っています。
元教員というところや、自分も過去に辛い経験もありましたし、育休や子育てに悩んでいる方、仕事と育児のバランスが厳しいという方にも出会え、経験を生かしてサポートできるのが良い点です。
あと、コーチという点では、1人1人に寄り添ってその人の輝く未来に伴走したいという思いがすごくあります。
自分がSSプログラムを通ってきた人間として、間違いないプログラムだと自信を持っておすすめできるので、そこに魅力を感じています。
新川:
嬉しいですね。このSSプログラムを受けてくださった方がコーチの立場になってくれるととても嬉しいので、とてもありがたいなと思っています。また引き続きお願いします。
— りかさん:
はい。お願いします。
新川:
今後りかさんの夢や、これから先どのようになりたいとお考えでしょうか?
— りかさん:
大人になって「将来の夢は?」と聞かれることもなかったので、聞いていただけてすごく嬉しいなと思います!これは一貫してずっと思ってることなんですが、自分の祖母のように「愛に満ち溢れたお祖母ちゃんみたいな女性になる」という夢がずっとありまして。
そうやってご縁があった人たち1人1人に寄り添って、その人のありのままをまず愛して、肯定して、その人が願ったことを全力で応援できるコーチでありたいなと思ってます。
新川:
最初にお話した時からりかさんは、おばあちゃんの話をされていたと思います。だからそれほど影響力がある、自分のロールモデルとなる人がいることはめちゃくちゃ幸せなことだなと思っています。
りかさんは、もう既にめちゃめちゃ愛に満ち溢れてる感じがあると思うので、この先もそこに向かって頑張っていっててほしいと思います。
— りかさん:
はい、ありがとうございます。

新川:
最後にSSプログラムに来られる方って、本当にりかさんと同じような悩みを抱えてる方もたくさんいるんですけど、今悩んでる人たちに、一言お願いできたらと思います。
— りかさん:
はい。一言に収まるかわからないですが。私も幾度となく、迷い、立ち止まり、ちょっと不安で涙したり、ヤモヤしたりイライラしたりする日がたくさんありました。そういう、こんなはずじゃないのになとか、このままでいいのかなっていう今の現状に違和感を感じるのは、とても素晴らしいことだなと今は思っています。
よく「直感は潜在能力の答え」って言いますけど、言葉にできないけれど、それが実は自分にとって大切なことだったりすると思うので、そういった時は無理せず、一旦立ち止まって自分を見つめる、見つめられる場所に行く、というのが大事なのかなと思います。
先生はとても真面目で子ども想いな人が多いと思うので、自分のために時間を使って自分の心の声に耳を傾けていただけたらなと思っています。
新川:
素晴らしいお言葉ですね。ありがとうございます。
私も病休経験があるからこそ、どんなふうにも変わっていけるなと思います。りかさんもそうだし、私もそうだったのでね。色々抱えることがあると思いますが、皆さんにもそんな道を進んでほしいと思います。

