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どこで差がついた?校長のキャリアが終わったあとに見える本質

「校長を辞めたあと、どうしてるの?」

最近、そんな問いの“答え”を象徴するような二人に出会いました。

ひとりは、人生を再設計し、講演や活動で輝きを放つ元校長。
もうひとりは、定年後の不満を抱えながら、非常勤で繋ぎとめる元校長。

どちらも、かつては「先生の頂点」とも言える立場にいた人

でも、退職後のあり方は、まるで違っていました。

「この違いは、どこで生まれるのか?」

その問いに、今の私なりの答えを書いてみたいと思います。

校長を辞めたあと、人生が二つに分かれるのを見た日

――「学び続ける人」「過去にしがみつく人」の分かれ道

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最近、強烈に印象に残っている出来事があります。
それは、まったく正反対の“元校長”に出会ったこと。

ひとりは、退職後に人生をどんどん拓いている、まぶしいほどに前向きな元校長。

もうひとりは、非常勤講師として日々に不満をこぼしながら、ただ日常をこなしている元校長。

どちらも、かつては「校長」という肩書を持ち、同じような責任と立場で働いていた人。

けれど、今の姿はまったく違っていました。

「退職」は、終わりではなく、人生の“本音”がにじみ出る始まりなのかもしれない。

そんなことを、私は痛烈に感じたのです。


一人目の元校長に出会った日

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その元校長先生と出会ったのは、教員の集まりではありませんでした。

むしろ、参加者のほとんどが教育とは関係のない、異業種の人たちが集まる学びの場。

私自身も、教員を辞めたあとのタイミングで、視野を広げたくて参加していた場所でした。

だからこそ、現職の校長先生がその場にいたとき、私は驚きました。
そして、深く感動しました。

「うわ、この人…かっこいいな」って、心から思ったんです。

教員時代の私は、正直“外の世界”なんて見ていませんでした。
学校の中で、子どもたちと真剣に向き合って、目の前のことで手一杯だった。

でもこの校長先生は、現役でありながら、教員以外の人とつながり、
自らの学びにお金も時間も投資していたんです。

その姿勢が、圧倒的でした。

肩書きに安住するのではなく、

「自分がどうありたいか」
「どんな価値を届けたいか」

を、はっきりと持っている方でした。

そして、その方は定年を待たず、自分で選んで早期退職し、
今は講演に呼ばれたり、教育の枠を越えた場所で活躍されたりと、
ものすごいスピードで新しいステージを走り続けています。

心から「こんな先生のもとで働いてみたかったな」と思いました。

そして、こういう人が教育に関わり続けてくれることが、本当に嬉しかった。


もう一人の元校長との出会い

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一方で、つい最近出会った別の元校長。

その方は、60歳で役職定年を迎え、今は非常勤講師として働いています。

最初に会話をしたときから、正直、違和感がありました。

口を開けばまず出てくるのは、「給料が安い」「待遇が悪い」といった不満ばかり。

もちろん、現実として、役職定年後や非常勤の待遇が厳しいことは理解できます。

だけど、話を聞いていて私が感じたのは、ただの不満ではなく、
どこか「他責」や「被害者意識」のようなものが滲んでいるということでした。

そうした言葉を繰り返す一方で、「自分も起業したい」とも話していました。
ですが、肝心の行動は伴っていないように見えました。

コミュニケーションはとろうともしないし、相手の話をきちんと聞こうとしない。

言葉ではなく、態度が“上から目線”で、何かを教えてもらうという姿勢は感じられませんでした。

それなのに、すぐに成果を求めたり、自分は正しいと思っているんだろうなという感じ。

本当に努力しているのだろうか?
自分の課題と向き合っているのだろうか?

話しながら、私は心のどこかで思っていました。

――この人、変わりたいって言ってるけど、本気で変わる覚悟があるのかな?
――このままだと、現状から抜け出せないんじゃないかな…

退職後の人生を、自分の力で拓こうとしているように見せながら、
本当は過去の自分の栄光や立場にしがみついている・・・ように見えた。

そんな“ズレ”を、強く感じてしまったのです。


何が、こんなにも差をつけたのか?

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肩書きは、同じ。
責任も、立場も、似たような道を歩んできた二人。

けれど、その後の人生には大きな“分かれ道”がありました。

私は思います。
違いを生んだのは、「退職後に何をするか」ではなく、
退職“前”からどう生きていたかなんじゃないかと。

自分の価値を社会にどう活かすかを考え、
外に出て、異分野の人とも関わり、
自分の人生を“自分で選び取る”力を持っていたかどうか。

それが、「第二の人生」にそのまま現れているように思うのです。


退職は「終わり」ではない。むしろ、始まり。

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退職って、単に仕事を辞めることじゃないんですよね。

本当の意味では、“自分が何者であるか”が浮き彫りになるタイミングなのかもしれません。

過去の実績で食べていくのか、
これからの価値で生きていくのか。

その分岐点が、60歳前後にドンとやってきます。

私は今、まさにこの二人の校長に出会ったことで、
教員の「その後」をどう生きるかという問いに、改めて向き合っています。

皆さんは、どう考えますか?


もし、今迷っている教員の方へ

今、教員として悩んでいる方、
「退職したら何をしたらいいんだろう」と感じている方に、私は伝えたいです。

遅くないです。
自分の人生を選び直すのに、年齢は関係ありません。

でも、できることなら「辞めてから」ではなく、
「辞める前から」考えはじめてほしい。

今の自分の価値観。
本当はどう生きたいのか。
どんな人たちと、どんな場で関わっていきたいのか。

それを考えるだけでも、未来は大きく変わるはずです。


最後に

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「校長」も「教員」も、社会の中ではとても尊敬される職業です。
(だと信じたい。)

でも、それが“人生のゴール”ではありません

むしろ、その経験をどう活かしていくかが問われるのは、
キャリアのその先です。

私は、学び続ける人でありたい。
そして、そんな人たちと、これからも手を取り合っていきたい。

教育現場でキャリアの選択に悩む方へ。
「このままでいいのかな?」と感じたときこそ、新しい一歩を考えるタイミングです。

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